どうして?クリスマスにショートケーキ

毎年、ハロウィンが終わった瞬間クリスマスへ、お店の変り身の術に関心している私です(笑)

日本のクリパ騒ぎには帰国当初はビビっておりましたが、子どもができてからはお祭りの一種のように楽しめるようになりました。

2歳の息子もツリーを見ると大喜びです。

ご存知の方も多いかと思いますが、日本のクリスマスの祝い方はとても特殊ですよね。

イエス・キリストの誕生日はどこへやら、サンタさんがプレゼントをくれる日、もしくは恋人同士で素敵なディナーを楽しんでプレゼント交換をする日かしら。

10年ほどヨーロッパに住んでおりましたが、クリスチャンの方々はクリスマスイブ(24日)にミサに行き、クリスマスの日は家族で過ごしていたかと。

ドイツの冬の風物詩、クリスマスマーケットも24日くらいで終了だったと記憶しています。

クリスマス当日はとても静かです。



そして、日本で定番の「クリスマスケーキ」=「いちごのショートケーキ」はどこからきたのでしょう!?

これはとっても不思議でした。

クリスマスのケーキと言ってまず思い浮かぶのは、シュトレン。

各国で特徴が異なりますが、お酒に浸けたドライフルーツにたっぷりのスパイスが使われています。

シナモンやクローブなどのスパイスは、寒い時期に身体を温めたり、抗菌効果があるので、理にかなっているように思います。

保存がきき、味も熟成してきますので、クリスマスイブまでの1ヶ月間(アドベント)に薄くスライスして少しずついただきます。

まあ、とにかくクリスマスクッキーにしてももの凄いスパイスで、日本人にはちょっとキツいから流行らないかも…

(ご近所のおばあちゃまが毎年焼いてプレゼントして下さったのですが、我が家ではほとんど食べられませんでした。ごめんなさい。)

話をショートケーキに戻しますと、どうしてこのクリスマスケーキが浸透したのか、

少し調べてみると、不二家さんの影響のようです。すごいですね。

明治43年にはクリスマスケーキを販売していたというのですから、驚きです。100年以上前!

(当初は、重めのバタークリームを使ったもので、現在のフワフワなスポンジにいちごをのせたものは60年前くらいの完成とか)

https://www.houdoukyoku.jp/posts/17536


さらに、ショートケーキのこの「紅白」の色合いというのは、

日本人にとってなんともおめでたく、親しみやすいデザインだったのではないかと思います。

だから誕生日などのお祝い事にも、この紅白ケーキをいただきたくなるのかもしれません。

日本発祥の美味しいショートケーキ、私も子どもも大好きですが、

本来の旬でないイチゴを12月に大量生産するために、燃料をたくさん使ってハウス栽培されていることを知ってからは、

徐々に他のフルーツに置き換えられないかな、他に美味しいお菓子を作ってあげられないかななんて考えております。

(でも、子どもはイチゴが大好きだし、こんなに美味しくて赤い果物の代わりを見つけるのは至難の技でしょうか…)

イチゴ農家さんはなかなか儲かりにくい、という話も聞いたことがあります。

出荷期間を長くしたい気持ちもわかる気がします。

どうか、人も地球も皆に一番幸せな道が開けますように、私も毎年考えていきたいと思っています。


まずは、ふだんのおやつに、5キロ箱でみかんを買うことにいたしました。

肥料も農薬も使わない自然栽培みかん、大地の力強いパワーを感じられます。

3人家族で1週間持ちませんでした(笑)

旬のものはやっぱり美味しい!

写真はご近所さんのお庭の木です、すごい!

早く自分の庭にもくだものの木を植えたいものです🍊

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本質と美しさを表現する クリエイティブ スペース cucuri studio

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